冬に適したロングライドですが、誰もが思う共通点として楽に、速く、遠くへ行きたいということではないでしょうか?
私自身、ロードバイクに乗り始めてから、50キロ、100キロ、150キロ、200キロと距離が伸びてペースも上がるたびに、体力を後半に残すためにもペダリング効率について考えてきました。
そこで、2つのポイントを意識することで随分と楽に走ることができるようになりましたので、紹介していきます。
省エネ走行で楽に遠くまで行こう。そのための秘訣とは?
1.ポジションが走りの8割を決める!
まず、大前提としてロードバイクをどのように乗りたいかによってポジションを調整していくことが、ロングライドを充実させるためには重要です。
そこで、ポイントになるのがサドルの前後位置とステム長の調整です。
ロングライドを行っていくと体に大きな負担がかかりますし、ペダルに力を加える際に効率的な上半身の角度は必ずしも深い前傾姿勢ではないです。
そこで、ステム長を調整することでハンドルブラケットをつかんだ際に腕に若干の余裕があることが大切です。
腕が伸びきるほどブラケットが遠いと、ロングライドを行う際は疲労が大きくなってしまいます。
次にサドルの前後位置の調整ですが、こちらは非常に重要です。
まず、下半身のどの筋肉を優先的に利用したいかで前後調整を行っていきます。
サドルを前に出すと大腿四頭筋を優先的に利用するために大きな力を発揮しやすいですが、持久力に乏しい特徴があります。
サドルを後ろに下げるとハムストリングを利用しやすくなるので、長距離に適したポジションになります。
そのような前後の特徴を踏まえた上で、ご自身がどのような走りをしていきたいかで前後位置の調整をしていくと効率的な走りに繋がっていきます。
2.体幹を意識して安定したペダリングをしていこう。
ペダリング効率を高めるためには体幹を鍛えると良いとよく聞きますがなぜ効果的なのでしょうか?
色々と諸説ありますが、私がトレーニングを続けていく中で感じたのは体幹を鍛えることで以前と比較するとぶれないペダリングに近づいたということです。
これは例えるなら、砂浜とコンクリートを走る場合では後者の方が蹴り出す足の力を地面がしっかりと受け止めて、より力強く走ることができる状態に近いと感じました。
また、体幹をしっかりと利用したい時には、ウォーミングアップの段階から一度下ハンドルを持って、前方から強風が吹いてきていることをイメージして体を前傾姿勢にすることで基本の姿勢を作ります。
その上で、へそのあたりを意識してペダリングを行っていくと、体幹を意識した感覚をつかむ近道になります。
このようにペダリング効率向上のためには狙った走りを意識したポジション調整と体幹を意識した準備走行やコツをつかむことが大切です。
これらのことを意識していくと冬のロングライドも、楽に速く走ることが可能となりますので是非お試しください!